増えるADD(注意力欠陥障害)その2

前回の続きで、テレビの影響についての記載を取り上げたい。「テレビは、わたしたちの脳の命令系統を、直線的で論理的な言語を基準にしたコミュニ ケーションから、映像に重点を置いたものへと変えています。MTVやニュース番組などでは、幅広いジャンルの様々な出来事や人物の映像が、次から次へと画 面に映し出されています。その目的は、論理的に筋の通った刺激を思考に与えることではなく、すばやい動きによって興奮を生み出させることにあるのです。- 中略-、感情を司る脳の右半球を刺激して、情緒に強烈な影響を与えることにあるのです。左半球に備わった論理的な推理の能力は、映像を基準にした科学技術 によって無力化されてしまったのです。-中略-、ADDになる別の原因としては、口頭でつたえられる矢継ぎ早の話し方が問題視されています。—具体的 には、放送用に短く切り取られた言葉などです。この十年、多くの評論家が指摘してきたように、テレビというメディアは深刻な問題をきめ細かく分析すること に真剣に取り組んではきませんでした。なぜなら、思考は理論を司る脳の左半球ではなく、視覚的想像力を情緒的にとらえがちな右半球を、テレビは占拠してい るからです。このように、言語から映像へ、熟考した思考から情緒的な影響へと移り変わった結果、多くの人が、分析して結論を出さなくてはいけないような複 雑な問題を扱えなくなっています。」と記載されていた。

今回はテレビについて取り上げているが次回はパソコンについて記載していきたい。

テレビの問題点は当然ビデオ等の問題を含むものとしていろいろと取り上げられてきた。たとえば、家電や携帯電話の電磁波の問題についても、まず経済 の観点で考え、便利だし新しいビジネスとして成り立つということでスタートしてしまう。そして、後々問題が出てきては色々な調査結果が飛び交う。場合に よっては正反対の結論が出る場合もある。最近、新聞だったかなにかで、携帯電話は問題ないという話を読んだ記憶があるが、本屋ではその反対の電磁波が問題 という本が出版されている。できれば、両者に話し合ってもらいたいところだが、どうせ物別れになるだろう。結局ものの見方はまず、経済の発展という立場の 考えが優先されているようだが、消費者としては、はっきりしないものは使えないということがおきてくる。遺伝子組み換え食品などもいい例だろう。結局いつ も、いろいろなところでこの手の問題は扱われている。薬の許可に関するような仕組みがあってもいい物も、フリーパスでスタートしてしまっていることもある のではないだろうか?唯一つ言えるのは、精神的な部分や人間がもっとも分からないことの1つである脳に関することは状況判断するのが難しいということだろ う。手遅れにならないようにしたいものだ。

それと、情緒的な影響を与える手法は記憶するのに有効であることから、より強固にインプットされ、記憶と思考というものが別々に考えられて、見る側 と放送する側で分かって(区別できる状態・手法・表現)ニュース等を作成し見ていれば問題は少ないが、そうでなければ、テレビなどで凶悪犯罪が放映された 場合、単なる入力になってしまっては、凶悪犯罪をインプットというもっとも望まない結果を招くこともあるかもしれない。