記憶のメカニズム

引き続き「エブリデイ・ジーニアス「天才」を生み出す新しい学習法」を読んで、面白いことが書いてあったので取り上げたい。

「記憶と関係のある脳の部分は、情動をつかさどる大脳辺縁系に位置しているため、恒久的に記憶される事柄は、実際の必要性よりも感情的な体験と結びついている傾向が強いのです。・・・中略・・・記憶のもつこの風変わりな構造は、私たち哺乳類の祖先にとっては便利なものでした。彼らの目的とは、食料を見つけ、生き長らえ、子孫を残すことであり、そのために強い感情をかき立てる事柄を覚える必要があったからです。より複雑な社会制度とビジネスシステムを持つ人間は、貸借対照表の詳細を簡単に覚えられるほど、記憶力を進化させる時間がありませんでした。」と記載されていた。

なるほどそうの通りであろう。しかし、上記にもあるように現在の人間はかつて無いほどに急激に文明が発展し、記憶するべく事柄が変化してしまってお り、直接的には関連のない事柄を記憶することで、生物個体にとって有利に働くような社会システムを作ってしまっているので、脳が記憶のメカニズムを変化させられないのであろう・・・であるならば、今後は感情に訴えかけるソフトを作るように努力しよう。